あっという間に9月ですね。
夏後半戦は本番の嵐でしたが、ようやく一息つきました。
息子も無事に退院して、3歳を迎え、我が家に日常が戻ってきた感じです。
まず先月にあった親子コンサート。
台風の中、お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。
大雨警報が出てしまいましたが、それでもたくさんのお客さんに来ていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
歌のお兄さんのお二人が歌った「どろうぼうの歌」、
アンケートではとても好評のようでした。
私も初めて聴いた曲でしたが、インパクト大ですよね。
うちの子供達に歌ってあげようかと思います。
ヴァイオリンもたくさんの曲に仲間入りさせてもらって、豪華な演奏会になったのではないでしょうか。
その後、新曲を演奏するコンサートが2つありました。
一つ目は、リズムが複雑・歌えるメロディがない、ハーモニーは不協和音、いわゆる現代曲です。
二つ目は、作曲を勉強している学生さんたちの曲で、心に残るメロディがあったり、きちんと音楽の形式にあてはめて書いていたものであったり。
ジャンルは全く違っていましたが、どちらも作曲家が立ち会って、曲作りから一緒にする作業を経てみて、形はどんなものであれ、作曲家の魂が込められた作品であり、なんらかのコンセプトがあるということが伝わってきました。
それを知るのと知らないのでは、出す音も変わってきます。
そして楽譜に書かれていることがいかに記号化されてしまっていることか。
記号化された音符だけでは伝わらないことがたくさんあり、
でもそれを演奏者は汲み取って音に出すんですよね。
相手を知ろう、とすることから始まるんですね。
だから演奏者は楽譜をよく読んで、そこに書かれたことに敬意を持って接していかなければなりません。
自分の勝手な思い込みや解釈ばかりで演奏しちゃったら作曲家に失礼ですね。
そんなことを思ったこの夏でした。